HOMEHOME>>睡眠のメカニズム

    

人の体は、疲れてくると自然に睡眠促す物質(睡眠物質)が脳内にたまり、睡眠中区に働きかけて眠気を起こし、覚醒中区にもその働きを弱めるように作用します。こうして、疲労やストレスをリセットし、 常に体の働きを一定に維持しようとしています。これは、ホメオスタシス(恒常性)と呼ばれる体の働きです。

また、人は何万年も昔から、朝、太陽が昇ると目が覚め、夜、太陽が沈んで気温が下がると眠るという生活を続けてきました。そのため、自然と太陽とともに覚醒と睡眠のリズムを刻めるようになったのです。 人の眠りは、ホメオスタシスと体内時計のバランスによって、コントロールされています。

 

 

        

 

 

睡眠はその性質によって、レム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。レム睡眠とは、Rapid Eye Movementの頭文字をとったもので、眠りながら眼球を動かしている状態のことです。 このとき、脳は活発に働いており、夢を見ていたり、記憶の整理をしていると考えられています。
一方、ノンレム睡眠では、脳を休めて修復させていると考えられています。また、深いノンレム睡眠時に成長ホルモンが多く分泌され、子どもの発育や大人では体の組織の修復にもかかわっています。 睡眠は体と脳を休めて、回復させるために不可欠な働きをしています。

 

 

        

 

 

睡眠の深さは、1~4の段階に分けられています。寝付いてから次第に深くなり、もっとも深くなって(第4段階)しばらくすると、今度は次第に浅くなります。するとまた次第に深くなる、ということを一晩に4~5回繰り返して、 目覚めに至ります。
通常、睡眠の検査を受けることは少ないため、日中しっかり目覚めて元気に過ごせているかどうかが、よい睡眠のバロメーターになります。その人に必要な睡眠時間は個人差があるので、従来いわれてきた8時間にこだわることは ありません。ただし、寝付いたあとの深いノンレム睡眠は時にもっとも多く成長ホルモンが分泌され、時間帯としては午後10時~午前3時までが、睡眠のゴールデンタイムともいわれます。遅くとも12時までには 就寝するようにしましょう。

 

 

        

 

 

朝日を浴びて受けた光刺激は目から脳の体内時計を司る「視交叉上核」へと伝わり、その後、メラトニン(代表的な睡眠物質)をつくる「松果体」へと伝わります。そして、光刺激を受けた約15~16 時間後にメラトニンが分泌されます。
本来、人間の体内時計は約25時間周期のリズムをもっているといわれており、1日24時間周期との間にズレが生じるのですが、毎朝、日光を浴びることで体内時計をリセットしています。そのため、 起床時間を一定にして朝日を浴びることが睡眠覚醒リズムを整えることにつながります。

 

 

        

 

 

睡眠覚醒リズムは深部体温ともに密接な関係があり、深部体温が上がり始めると目覚めやすくなります。 赤ちゃんが眠くなると、手のひらが温かくなります。これは、手から熱を放出させ、深部体温を下げて眠りに入る準備をしているのです。大人の体温も同じメカニズムをもっています。

 

 

        

 

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