
- 弊社代表取締役・山本の検査詳細情報 (CEA、カルシトニン)
- 症状 : 甲状腺髄様がん
- 弊社代表取締役・山本の検査詳細データを、腫瘍マーカーである「CEA」、「カルシトニン」の用語説明をまじえながら、それらのマーカーを通して見ていきます。またCTスキャン画像もあわせて掲載します。
◆ CEA値の変遷折線グラフと検査データ
【 愛知医科大学病院のカルテより 】

【 千葉西総合病院 循環器科のカルテより 】
◆ カルシトニン値の変遷折線グラフと検査データ

弊社代表取締役・山本のカルシトニン値は2009年4月以降は上昇し、引き続き正常値をはるかに超えています。 しかし弊社代表取締役・山本は、定期的にメディカルスパ花巻トロンに入浴していることで、現在もがんと共存し、入院することもなく、元気に経営の第一線で活躍しております。
【 カルシトニン検査データ 】
◆ CTスキャン検査データ
【 CTスキャン 】
【 過去の検査との比較 】
◆ 【CEA】(『腫瘍マーカーハンドブック』石井勝/著 株式会社医薬ジャーナル社より引用)
1. 概要
Carcinoembryonic antigen(CEA)は分子量約18 万の糖を50~60%含む糖蛋白質で、Goldらが1965年に報告して以来、様々ながんでの有用性が認められ臨床に広く用いられている腫瘍マーカーである。 その後、免疫学的に交差反応性を示す関連抗原が数多く存在することが明らかになった。したがって、様々なキットが市販されているが、キット間で認識する抗原のエピトープも異なり数値の違いが認められる。
2. 基準値またはカットオフ値
健常人の血清CEA値は、5ng/ml以下である。しかし、キットによって カットオフ値※ が異なる。CEAの日内変動はないために、採血時間には制限はなく、また溶血による影響もない。
| 陽性率の高いがん | 陽性率(%) | 偽陽性率の高い疾患 | 陽性率(%) |
|---|---|---|---|
| 大腸がん | 30~70 | 肝硬変 | 10~20 |
| 膵がん | 50~60 | 閉塞性黄疸 | 約10% |
| 胆道がん | 40~60 | 潰瘍性大腸炎 | 約10% |
| 肺がん | 30~60 | 糖尿病 | 約10% |
| 胃がん | 30~50 |
3. 臨床的特徴と検査目的
CEAは大腸がんの80%以上で産生が認められているものの、がんが粘着内に限局する時には、95%以上の患者で正常値を呈する。また、大腸がん以外に悪性腫瘍では、甲状腺髄様がん、胃がん、肺がん、乳がん、胆道がん、膵がん、腎細胞がん。子宮内膜がん、卵巣がんなどがあるが、甲状腺髄様がん以外での陽性率は大腸がんより低い。
血清以外でも腹水、胸水、心嚢液などからも血清と同じくキットにて測定可能である。血清値の2倍以上高値である場合、がんの存在を強く示唆するため、細胞診を補う目的のために用いられる。
CEAは、がんの早期診断は難しいが、がん患者で術前のCEA値が正常であっても再発時には陽性となることが多いため、術後のフォローアップには重要となる。化学療法においては、CEA陽性の場合2~4週ごとに反復検査し、数値の変化より治療効果を推定することができる。がんの診断がついていないCEA陽性例の場合、消化管の検査、胸部x線検査などでがんの有無を調べる。比較的見落とされやすい部位は女性の乳がん、婦人科疾患、甲状腺髄様がんである。
4. 留意すべき事項
良性疾患で血清CEAが上昇するものは、肺炎、気管支炎、結核、潰瘍性大腸炎、慢性肝炎、慢性膵炎、胆石症、糖尿病、腎不全、ヘビースモーカー等がある。
したがって、これらの鑑別には注意を要する。進行がんの手術、放射線療法、化学療法を行った後に一過性に血清 CEAの増加が認められるが、治療操作において多量のCEAが血中に放出されたために起こる現象で腫瘍(壊死)効果といわれている。このため、治療効果の判定には2週間以後の血清が望ましい。
(山口研成・石井勝)






















